こんにちは。香里です。
最近はまたコロナ感染が心配すぎて、ほんとに様子を確認するくらいしかできなくなりました。
実家を訪ねたら、父のかかりつけの脳神経外科から連絡が来たとのこと…認知症を疑うと言われてから1年経つので次の検診時にMRIの検査をするということです。
ですが父は自分が認知症だということを全く認めていないんですよね。というか…確定診断はされていないんだけど。検査結果が出たらどういうふうに説明したらいいんだろ。。。
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自分は認知症ではないと思っている父
介護度が決定して支援施設に通い始めてもなお、自分の認知状態は正常だと信じて疑わない父。
定期的に病院に通うことにも本人は納得していない様子です。年寄りだから周りがうるさく言うので仕方なく…というスタンスを崩しません。
アルツハイマー病の兆しが見えると言われた一年前からどれくらい進んでいるのか外からはわかりませんが…確実に進んではいるのでしょう。少なくとも良くなった!とは思えないです。悲しいけど仕方ないね。
次の定期検診の時にMRIで検査するとのことなんで、細かく説明してくれると思いますが…。そしてそれは父には正しく理解できないのかもしれないです。
自分のことは自分でやりたい!
毎月付き添いで通院しているんですけど、最近『自分で』を主張し始めてちょっと困っています。自我が芽生えた2歳児の主張にちょっと似てるのが悲しい。自分は子供ではないんだから何でも自分でやりたいと。診察室にも自分一人で入って説明も受けるから大丈夫だと言います。
でもね、自分で支払いもしてもらおうとすると『いや、それはオマエやってきてくれ』と言われたりして。たぶん金銭の受け渡しに自信がないせいです。一事が万事こんなふうで主張に一貫性がない。なんでもって言ったそばから平気でそんなこと言うので戸惑います。そういうところが病気なんでしょうけどね。
物忘れは認知症の発覚後そこまで劇的に進んでいませんが、ものごとの掌握は正確にできていないと思うことが多々あります。変な思い込みがあったりしてね。独自の解釈を理解するのに苦労します。
MRI検査と介護認定の更新
想定として、ある程度脳の状態は悪いほうに進んでいると思うんですけども…それを本人がどれだか理解できるのか。どう説明しようか迷います。
その後介護認定の更新があるのですが、今回はどれくらいの介護度になるのかも心配なんですよね。
診察に行くたび思うんですけど、自分の状態のことは先生から聞いても頭に入っていかないようなんです。だから都合の悪いことは頭からすぐに消えてしまう。
きっと今回も自分に都合のいい部分しか頭に残らないような気がします。
でも、だったらそれはそれでいいかなって。
それが理解できたところで、本人にはつらいだけだろうし。
理解できなくても言葉たちの持つ雰囲気だけは伝わるようなんで、どうやったら傷つけないで済むか悩みます。
父の住む世界
先週行ったときには田んぼにシロサギがいましたよ~。
とにかく今は父の小さい世界のできごとが、同じようなルーティンで回っていくように周りが手助けしていこうと思うんですけど。
小さい小さい世界の中で父は毎日同じ道を歩いていて、それがそのまま父の幸せなんだな~って。
なかなか独特の世界をわかってあげられなくて、ただ『うんうん』言いながら話を聞くだけなんだけどね。
それさえもコロナのせいで思うようにできないのがもどかしい。
なんか出口のないところに閉じ込められたような閉塞感。。。
いや、梅雨も明けたことだし元気出していきましょ。
今週は穂がだいぶ育っていてサギがいても埋もれちゃいそう。
このまえのカエルは元気にしてるかな。
毎日いろいろ考え込むことが多いんだけど、自分もこうした自然の一部なんだと思うと心が安らぐ。
しかし田んぼの手入れって大変ですね~。ただ毎週そばを通ってるだけだけどほんと頭が下がります。
もうすぐ稲穂がザワーッと音を立てる季節がやってきますね。