こんにちは。香里です。
日々のことをなるべくリアルタイムに近い感じで記録しておこうと思っているのですが、ここ数日どうしても書けなかった。。。
全国であまりにも大きな災害が続いて、なんだか何を書いてもぺらっぺらで嘘くさいような気持ちになってしまい。
ただ何の助けにもならないとわかってますが…どうぞ少しでも早く元の生活に戻れますように…と心から願います。
そして今回は、認知症の父の通院のことを書こうと思います。
Contents
高齢者の父の通院手段
…まぁそもそも私が免許を持っていないから大変なんですけどね。泣
父は昨年夏、認知症と診断されるまで(当初はグレーゾーンだったのですが)近所に限って運転をしていたのです。慣れている場所だったので運転はあまり問題がなかったらしいんですが今考えるとすごく怖い。
なので…父の通院手段は自分の足と公共交通機関がメインです。
今のところそんなに遠くまでは通院していないし、認知症と言ってもまだ自分で歩いて行けるのですごくありがたいんだけどね。
父の通っているクリニックは駅から離れているので送迎バスがあります。とても助かるんだけど診察が終わると送迎時間が終わってるっていう。。。もうちょっと本数増やしてほしいな~。
高齢者の通院に付き添うのはそれだけで神経使いますね。特にこういう雨の時期なんかは。
やっと子育てが終わったな…と思ったら今度は入れ替わりで親か…なんて実家に向かいながらついつい思ってしまった。父には申しわけないことですが。
高齢者の通院の付き添いは疲れる…
高齢者を連れてお出かけするときってほんと疲れる。
道の凸凹やら雨の具合やら荷物の重さやら…水分不足になっていないかとか汗の具合はどうかとか気をつけることが山のようにあります。考えてみれば、小さな子供を連れて行くときもこんな感じの神経の使い方をしたものだったな~と思ったりして。…ちょっと似てるよね。。。
さらに今はコロナが心配だから、余計に気をつかってしまう。気にしだすともうキリがないんですけどね。
なんか前回も同じようなこと言ってる…。暑い日も寒い日も雨の日も結局大変なんだよね。笑
高齢だし持病もあるから絶対に感染させたくないけど、だからって家に両親をずっと閉じ込めておくわけにもいかないし…誰かの手助けだって必要なわけで。
この感じだと、下手したら年単位で悩まされるかもしれないコロナ騒動。もしかしたら落ち着く前に親の寿命が来てしまうかもしれないじゃないですか…いや真面目な話ね。
だから心配はしつつも、いつも通りの暮らしをするしかないんだろうと思います。毎日を犠牲にしても残り時間が無くなったら意味がないから。
雨の日の通院
季節のよいときは実家から徒歩で1時間近くかけて父と歩いて通っていたのですが、雨の日は濡れて体を冷やすのが怖いので電車やバスを使います。
父は切符を買ったりだとかPASMOを使ったりするのが一人では厳しいんだけど…自分でできた!と本人に思わせつつ正しい方向に手助けするのがこれまた難しい。笑
判断力はだだ落ちているのに、プライドと空気を読む能力だけはバッチリ残っているので恥をかかせないようにしないといけないのよ~。
傘さして歩く時も気をつけていないとすぐ濡れてしまい…注意しても言い訳してまたまた濡れてしまう。
タオルで拭こうとすると、『いや自分は大丈夫だ。オマエは濡れるなよ。』とかカッコつけるし。いや風邪ひくからそんな濡れたら…と思ってこっちは気が気じゃないのにさ。
自分ひとりで医者と話したい
今までは診察の時に母も私も一緒に診察室に入って説明していたのだけど…父にとっては家族に代わりに説明されたりするのがすごい屈辱らしくて。母に『俺は一人で医者と話がしたい。一人で診察室に入る!』と宣言したそうなんです。まぁ、気持ちはわかるけど。
なので今回は私一人で付き添いをすることにして、診察室にも父一人で入ることにしました。
でも呼ばれたらすぐ診察室に入るつもりで準備していたけどね。
なんとか自分で先生とやりとりをして出てきました。はたして先生はどう思ったのかな。。。
一応受付の人に『今、父が診察室に一人で入って行ったのですが…』って感じで説明したんですけどね、『あ、そうなんですね。やっぱりプライドとかがありますからそういう方も多いですよ。』って言ってました。
父の通っているクリニック(脳神経外科です)では家族だけの診察も受けつけているそうです。本人にわからないように先生に相談することもできるとか。なかなか本人を目の前にしてズケズケ言えないところがあるからね。
で、自分の尊厳的なものはしっかり守った父なんですが…なにぶん判断力がずいぶん低下しているので、先生が言うことを言葉そのまましか理解できない。
先生もそんなに上手に説明できるようなタイプじゃないから、全然伝わってないな~。
『俺はあの病院に通う意味あるのか?』なんて言っちゃって。
ちょっと…意味ないなら、こうやって半日つぶして付き添ってる私の行動の意味は??と言いたいが。笑
さいごに
でも、こうして一緒に連れだって通えることは私にとっては意味あることなんでいいんです。
実際、認知症の父の経過観察は何ができるわけでもなく。そう、ほんとに大した意味はないのよお父さん。
先生だって病気なら治せるかもしれないけど認知症は治せない。今のところは。
いつかこんなふうに通えなくなる日がくるだろうから…大変さを楽しむくらいの気持ちで。ってそれが難しいんだけどね。
先日の通院時、途中から雨が降ってきたのですが…降り出す前に道端に咲いていたコスモス?←早くない?
キレイだったので撮りました。『きれいだね~!』と覗き込む父がなんだか可愛らしかった。