こんにちは。香里です。

 

自分で言うのもなんですが、子離れできてない母親です。

息子が一人立ちした今も息子のことを思わない日はないです。泣

こんな母親に育てられたのに、息子はあっさりさっぱりす~っきりと巣立って行きました。

こんな母親だからこそかもしれません。

 

その一人暮らしの息子からある日急に荷物が届いたんですね。

何かなぁと思ってあけてみたら意外なものだったんですよ~。

 

 

Contents

巣立って行った息子から届いたもの

 

 

sayamaによるPixabayからの画像

 

 

息子からとどいたものは

 

米2キロ

 

でした。笑

なぜ米?生米?なぜ今?

なんならこっちから送ってやろうかと思ってたくらいなんですけどねぇ。

頭の中が??だらけになっていたら箱の中から手紙が出てきました。

 

手紙は息子からで

会社の下期の評価がちょっと良くて賞品が送られてきたんだけど、その賞品が米だった。一人暮らしで炊飯器なんて持ってないのでそのまま送ります。

という内容でした。

何でも会社の業績はコロナのせいでかなり悪いのでボーナスも期待できない(でもさすがに父のボーナス額には勝てると思うけどね…)らしく、今回の賞品は現物支給になったそうな。いや~厳しいねぇ。。。

 

そんな厳しい状況ではあるけれど、自分なりに頑張ってるから心配しないでほしいって。

 

会社からの手紙もそのまま入ってました。←入ってること知らなかったみたい

本当に業績が厳しいらしく渋~い文面でした。どこも大変だよね。。。

そんな状況でもよく頑張ってくれたので感謝の意を表しますみたいな手紙。

 

…で、米なわけね。

 

会社の気持ちはありがたいけど、せめてそのまま食べられるものをくれたら良かったのにね~。パンとか。笑

 

おいしそうな新米だったので、息子の好きな炊き込みご飯にしてやりたいと思いました。

好物をたくさん食べさせてやりたいのになぁ。今度帰って来られるのはいつになることやら。

冷凍して送っても食べなそうだしなぁ。。。独自ルーティンが多い子だからね。

 

普段は考えないようにしているんだけど、なんだかそのお米と手紙の文字を見ていたら急に息子の日常がリアルに感じられて…気づいたらその場で号泣してました。

…情けないですけど。

 

息子のためにしてやれること

でも、これでもわかってるんですよ。

あれこれしてやれば、自分はひととき安心できるんだけどそれは別に息子のためにはならないってことは。

遠い土地で自分なりに工夫して生活して働いている息子をそっと見守ることが本人のためなんですよね。

なんなら子育てそのものが自己満足なのかもな~と思うこのごろ。

 

息子のことを心配していると言いながら、実は自分が寂しいだけなんだって息子と離れてみてよくわかった。

先回りして危険を除いてやることなんか、何も本人のためにならない。

考えるたびに自分にそう言い聞かせてるんですけどね…

 

私がしなければいけないのは自分が自立すること。

自分こそしっかりしないと。いつもそう思っているんだけどいまだに全然ダメですね…。

 

それにどうしても心配はしてしまう…けれど一人で頑張っている息子は親孝行だなぁ~と思います。

自分が同じくらいの年齢だったときは今思うと本当に危なっかしい人間だったもん。

それに全然自立していなかったなぁ。甘えた根性のまま歳だけとったらこうなってしまったのね。笑

 

息子は勉強は本当に苦手だったけど、あっという間に私なんかよりずっと大人になっていきました。

私なんかがあれこれ心配するのはおこがましいんだと思う。。。

 

そばにいられるのはほんの一瞬だった

それこそ瞬きする間に過ぎていったなぁと思います。

ただそれって今だからそう思うんであって、当時は夢中だしテンパってるしで早く早く大きくなってくれ~と願ってたんですけどね。

 

子供たちはあれよあれよという間に大きくなって、今の自分は時間に取り残されている気がします。

あのころの輝きだけで残りの人生を生きていける気もするけど、それじゃあせっかく生きてる意味がないよね。

もっと一緒にいる時間を大事にすればよかったし、今このときももっと大事に生きなきゃな~って思うんですけど。

 

息子のことだけじゃなく、娘との時間もそうだし親との時間もそうなんですよね。

いつもそう思うんだけど結局流されてなんとな~く生きてしまっている。

考えだすと煮詰まります。。。寒いせいでしょうか。あ、やっぱりあのボーナスの衝撃のせいでしょうか。笑

 

米を見て元気出す

息子のくれたお米を見ると、それでも元気が出てきます。

別に息子が育てたわけでも収穫したわけでもないけど、このお米の一粒一粒が息子の頑張りの証なんだなぁって。とても貴重に思えます。

 

遠く離れた孫を思って心配している両親に、おにぎりにして持って行こうかな。あ、義母にもね…。

 

手をつけるのがもったいない気がするけど、食べないのももったいないし長い間冷凍しておいたら冷凍焼けしてしまうしね。

おいしいうちにおいしく食べるのが一番いいよね、きっと。

 

息子がくれたお米は子離れできない母親の元気の素になってくれてます。まだもうしばらくは眺めていたいな~。

食べたらなくなっちゃうからなんだか惜しくて。