こんにちは。香里です。
夏本番になってもまったく衰えないコロナウイルスの感染拡大。もうお盆休みの会社もありますけど今年は簡単に帰省してほしいなんて言えない空気ですよねぇ。
春にあわただしく巣立って行った息子は連絡すらしてきません。笑
長いあいだ息子のことで心配し続け、なかなか子離れできなかった私ですが…息子はいつの間にか自立していったようです。
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あっけなく親離れしていった息子
今までさんざん心配してきた息子ですが、支度もそこそこにあっけなく旅立って行きその後もあんまり困ってないようです。私のこれまでの心配ってなんだったの??笑
今は一時的な異動で寮にいるんですが、その後本格的に一人で暮らすつもりでいるみたい。そのまま関西に正式に転勤するかもしれないということもあって…。
遠くに離れて行ってしまったのは悲しかったし、息子を心配しない日などないのですけど…。
でもね、もっとメタメタになるかと思いきや…私も案外大丈夫だった。。。
息子が自分で決めて、自立したので安心できたってこともあるんですけど。
離れてみて気がつきました。
私は自分の想像できないことはあんまり心配しないんだってことに。笑
思い描きようがないからね。なまじ知っている場所だったり人だったりするといろいろ考えちゃう。
それにうちの息子は家では情緒不安定でストレス全部周りに振りまく人だけど、外に出るとけっこうしっかりするって思ってるしね。
ヘリコプター・ペアレントって私のことだった
最近知ったんですけど、ヘリコプター・ペアレントって言葉があるそうですね。
子供の上空を常に飛び回って監視し、子供に何かあったときにはすぐに急降下してきてあれこれと世話を焼いたり干渉したりする親のことを言うそうです。…いや、これってまんま過去の私じゃん。笑
トラブルや試練に見舞われた子供を放っておけないのは仕方がないことだと思ってました…が本人のためにならないことも重々わかっていました。
でも息子の痛みを客観視できなかったんです。まるで自分の痛みのようにダイレクトに感じてしまっていたからとても放っておけなかった。
息子はストレスを家で発散するタイプだったもので、ま~しゃべるし当たるしだったから本当に。笑
まるでサンドバックのようだった私はいつもいつも心配や不安にさいなまれてボロボロになっていたんでした。
子離れのきっかけ
家にいてさえこんなだから、一人暮らしなんかしたら本当に苦労するだろうと思いました。何度も一人で暮らしたいと言われたけれど心配で『いいよ』とは言えませんでした。完全なチルコンですね。
それに本人も今は甘く考えているけど、実際一人で暮らし始めたら大変ですぐに音を上げるに違いない…なんて。一人になったらストレス発散することもできないじゃないってね。
もう成人しているんだし、独り立ちさせないといけないとは思っていたもののなかなか思い切れなかった私を決断させたのは異動でした。
さっさと準備してとっとと行ってしまいました
いや決断じゃないよね。ただ距離的にどうしようもないので諦めて家から出したっていう。ただの後ろ向きな理由です。
でも心配しすぎる私にとっては思い切るきっかけになり双方にとって良かったんだと思います。
とてもさみしいし、離れていて何かあったときに飛んでいけないのはつらいけど…逆にそれでストンと諦めがつくというか。中途半端な距離で独り立ちされるよりも自分にとっては良かったのかも。
コロナウイルスの拡大は心配だけど、もうそれはどこにいても同じだもん。いつだって何してたって心配なんだから。
一時、感染が落ち着いたときに帰宅した息子を実際に見て安心できたのも大きいですけどね。
子離れできたのはピーコちゃんのおかげかも
なんでここでピーコちゃん?って感じですよね。笑
ピーコちゃんは昨年の春に亡くなった最愛のセキセイインコなんですけど…私このピーコちゃんの闘病とお別れの時に本当に心の底から悲しみにおぼれてしまい…数ヶ月間、顔が変わるほど泣き続けました。
今こうして書いててももう泣いてるくらいなんで…でも私あれから人生観変わりました。
今でも思い出すと泣いてしまうが…
どんなに心配しても手を尽くしても自分にできることなんて限界があるんだということ。そしてどんな命にも限りがあるんだっていうこと。あたりまえのことだけどきちんとわかってなかった。
私今まで何でも先回りして心配ばかりしていたけれど思いあがってたな~って。
私にできることなんか、そう多くないんですよね。
息子や娘の人生を親の私が守ってやりたいだなんて思いあがってる。とはいえ学生の間はやっぱり保護責任があるけどね。
学校を出たらもう自分の人生は自分でしっかり歩いていくのが本人のため。
まぁ要するに元気で生きててくれさえすればいいって本当に心の底からそう思えるようになったんです。
それまでもそう思っていたけど、もちろん建前だった。笑
でもピーコちゃんと別れてからは本当にそう思えるようになったのですよ。
慣れない人間との暮らしにも、病気の苦しさにも淡々と対応して旅立って行ったピーコちゃん。
ああすればよかった、こうすればよかったっていう後悔は消えないけど…残るのはただ感謝のみです。
子供に対してもそうですね。もっと一緒にいたかったし、もっとしてあげたかったこともたくさんあるけど…。
ほんとありがとう。生まれてきてくれてありがとう。元気で生きていてほしい。それだけですよね。
さいごに
でも、こんなこと言っていられるのもまだ娘がいてくれるからかも。
娘が巣立って行ったらメッタメタになったりしてね。怖いです。
いやいや…子供の足かせにならないように自分こそ元気でしっかり生きていかないとね。
その点、うちの自己中氏(夫)は全然平気そう。いいわね、さすが自己中。
私もこれからはいい意味で自己中心を目指していこうと思うんですけどね。気がかりは親のことかな。。。