こんにちは。香里です。
いつの日も私の悩みの種だった息子が関西に旅立ちました。
ええ。あの大学を中退したお騒がせくんです。就職した会社の都合で急遽旅立ちました。
本当は転勤の予定だったのですが半年ほどで戻れる、かもしれないという。。。
必死に泣くのを我慢して見送ったので、私はさぞかしひどい顔をしていたと思います。
ものすごく久しぶりに息子の話をしようかな。。。
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大学中退後の息子の話ができなかった理由
ブログに限らず、中退後は実生活でも息子の話を極端に避けてきました。いまだにそうです。
出来が悪いから?…ま~端的に言えばそうなんですけども。笑
本来の姿が伝わりづらいというのと、あとはガチで心配しすぎてて簡単には口にできなかったっていう。
息子は大学で専門職を目指していたんですが、3年生に進級した直後に中退。
その後、地元でアルバイトをしながら公務員の予備校に通い…試験を受けるも惨敗。そしてアルバイト先の会社に正社員登用されて今に至ります。
その間にもいろいろなことがあったんですが、文字にすればこんなにも簡単。そしてこんなにもクズいと…。笑
いつでも一生懸命ではあるけど、すぐ熱くなり流されがちで今のことしか考えない。
振り回されるこっちはもう疲弊の極みでした。ほんと毎日のように不機嫌をまき散らしてくれたものです。
どうして最後まで大学で勉強して望んだ資格を手に入れられるまで頑張らなかったの?
きちんとやり直すって言ったのに、なんで簡単に諦めちゃったんだろう?
結局、偶然見つけたアルバイトの会社に就職するんだったらいっそ高卒で良かったんじゃないの?
私は何かにつけてそんなふうに思ってしまい…本人以上に将来を案じては悩む日々でした。
本当にそう言いたかったし、実際本人にも言いましたけどね。
申しわけないとは思っているけど、自分はこういう生き方しかできないって言ってた。だろうね~。
ただアルバイトとはいえ、この2年間本当に仕事はしっかりやっていたし、無遅刻無欠勤。台風の時も必死に出勤した素晴らしいフリーターでした。笑
経歴を文字にしてしまうと本当にクズいんだけど、ある意味立派でもあったっていう複雑さです。
大学を中退した理由も決して怠けて単位落としたわけじゃなく、2年までフル単だったし…必死にやったけど通い切れずに燃え尽きたという感じでした。元から無理のある設定だったと思います。
だからこそ、どうも息子のことを考えると口が重くなり…なるべく人に息子の話をしないようにしてたんです。
旅立ちは突然だった
そんな息子が急に遠くの職場に行くことになりました。
そして実感もないまま、一人でさっさと準備をして行ってしまいました。
転勤ではないので引っ越しを伴わないせいではあるけど…あの手際の良さ、誰に似たのか。←私じゃない
荷物をコンパクトにまとめ、送れるものは先に送り。後からでいいものは荷造りして旅立っていきました。
あの人は本当に勉強ができない。。。そのせいで若いうちから苦労の多い人生になってしまったんでしょうけど。
でも気が回るので仕事はできるほうだと思う。
私は心配性で親バカだから、どうしても先回りして痛みを味わうことなくすむようにと思ってしまうんですよね。
でも成人してるんだし、もう挫折を味わう権利もあるんだと思って必死で口出しせずに見守ってきました。
今回もいろいろ思うことはあったけど息子の人生なので、息子の判断に任せることにしました。
もしかしたらこれをきっかけにもう神奈川には戻らないかもしれないです。でも成長してきちんと出ていけるんだから幸せだと思わないと。
頑張って送り出したよ…送った瞬間から待ちはじめている
息子の前では泣かないようにしようと思って頑張ったけど、気を抜くと泣けてきてしまいます。情けないね。
でも、みんなこういう思いをして子供を見送っているんだよね。
『早く大きくならないかな~。』って何回言っただろう。神経が細かいタイプの息子は手がかかって手がかかって本当に大変だった。終わらない夜泣きに困り果て、一緒に泣いたことも数えきれないくらい。
ワンオペなんて言葉がなかったころ、心細く子育てをしていました。自信なんかどこにもなくてダメダメな親でした。汚い空気を一瞬でも吸わせたくない…そんなふうに思っていたのにあっという間に大きくなってもう手の届かない遠くに行っちゃた。あの頃の不安だった自分に言いたい。もっと時間を大事にしろって。そしてきちんと大きくなるから心配するなって。
結局大学を卒業する年まで一緒にいてくれたし、曲がりなりにもきちんと就職してくれたし、なぜかつきあってくれてる彼女もいるし(…クズいですけど大丈夫ですか?)お騒がせくんなりに頑張りました。
わりとマメなのでLINEすれば返事くれるし、今までだっていつもいつもいたわけじゃないし…慣れれば大丈夫。大丈夫。大丈夫。
大事なことなので3回言いました。笑
送り出すのがこんなにつらいなら子供なんて産まなきゃよかった…な~んて全く思えないところがまた悲しい。あの日もあの日も本当に幸せだったと今になって心から思えるんですから。あ~こんなんで娘のときはどうなっちゃうんだろ。マズイ。子離れ頑張る。
大丈夫。だって息子は元気に出て行ったんだもの。遠くにいても生きて元気で暮らしてくれてれば本当にそれで十分です。本当にそれだけで。
ピーコちゃん、どうかお騒がせくんを守ってね。
次に会えるのはいつかな…送ったばっかりなのにもう会いたいです。(⌒∇⌒)