こんにちは。香里です。
気になっていた あなたのことはそれほど
とうとう最終回…バッチリ見ましたよん。
後半にかけて視聴率、どんどん上がったみたいですね。
あ、最終回のあらすじは書いてません。下手なので。
見たときに思ったことを好き勝手に書いてます～。
表向きのテーマはW不倫でキャッチ―な感じ。
私そっちはあんまり興味がなく。。。←枯れ果ててるから 笑
登場人物たちの感情の動きを興味深く見ました。
歳とってくると、人間の感情についてなるほど～と思うこと多し。
Contents
最終回は落としどころが興味の対象
このドラマに限ったことではなく、ドラマって最終回が醍醐味！
四方八方に広がったテーマやそれぞれの感情をどう収めるのか。
もう７話目くらいから、ラストを想像してはワクワクですよ。
このドラマは、周りの人の気持ちもていねいに拾ってる印象を持ちました。
この終わり方、好きかも。私は。
登場人物の感情をしっかり、すくえてる感じ。
美都（波瑠）のこと見てると、いくえみさんのマンガって
昔から主人公、こういう感じだったなぁって思い出しました。
自分を外から見ている感じ。普通は感情でがんじがらめに
なってぐちゃぐちゃになってったりするんだけど。
事態そのものは不倫で泥沼だったりするけど、美都はどこか
幽体離脱したみたいに自分や他人を見てる。
自分のしたいようにしかできないので、周りはいい迷惑だよね。
でも、自分のことは特別だなんて思っていないらしい。
堕ちていく自分を横から あ～やっぱり落ちてったわ…って
つぶやきながら見てるみたいな。
将来の気持ちまで約束するのが結婚なのかな
あのね～。ずっと同じ歳で同じ環境で、お互いいられるなら
何年たっても絶対に愛し続けるわ。アナタも約束してね！って
言えるような気もするんだけど…結婚生活って長いじゃない。
しかも歳とるじゃない。環境かわるじゃない。
子ども産まれただの、会社での立場が変わっただの…
常に変わり続けてるわけでしょ。私、正直今（結婚20数年）でも
おそろしく変わってしまってどんだけだよって思ってて 笑。
これ、50年とか一緒にいたら本当にお互い別の人だよね～。
好きでい続ける、とか絶対にほかの人に好意を持たないとか
約束ってできるようで、できないようで。。。
まぁ、結婚はお互いに愛し続けなさいって強制なんかできないもの
だけど、大事にする気持ちを持ち続ける努力をする約束、かなぁ？
だから、お互いに大事だと思う気持ちが勝った有島くん夫妻
（鈴木伸之・仲里依紗）は激しくぶつかりながらも関係をつなぎ
どうしようもなくお互いに自分のことしか考えてなかった
渡辺夫妻（東出昌大・波瑠）は一人に戻るんだろうかと思いました。
気持ちの押しつけはまさに、優しい暴力
涼太のしていたのは、妻を大事にしているようで本当は
自分の気持ちの押しつけにすぎないよなぁ…と思う。
趣味のいい部屋、手の込んだ料理、暮らしを楽しんでるふり。
気持ちいいでしょ。すごいでしょ。幸せでしょ。
涼太に振られた美都が、最後に
涼ちゃんの愛は、優しい暴力だった って言うのを
思わず それ！！って言いながら見ちゃった 笑。
美都は美都で自分勝手。もし有島くんが現れなくても
いつかこの夫婦は壊れてしまったんじゃないかなって思う。
美都は、幸せにしてもらいたいと思っていて。
誰かに。運命に。決めてもらいたいって思ってたんだよね。
幸せなんて、自分が幸せだと思える気持ちがなければいつまでも
やってこないのに、誰かが幸せにしてくれると思ってる。
だからキラキラしたオーラをまとった有島くんが運命だと思っちゃって。
夢中になっててもどこか空虚な感じが漂う美都。
からっぽになる前から、からっぽだったんだよって思う。
そんな中、小田原（山崎育三郎）が放つ台詞がいちいち刺さりました。
いちばんピュアかもね。
美都のお母さん（麻生祐未）も派手な見た目に似合わない情の深いひと
だなぁって。
望んだ愛を手に入れられない人の方が、真剣に愛に向かい合ってるのかな。
この到着点、すごく納得できました
ラスト、良かったです。美都が安易に幸せにならないところとか
涼太が、あらゆる執着の末にすべてを手放して、それほど…って
スタンスに落ち着くところとか。
小田原と涼太がまた仲良く過ごしているところとか。
二度目の独身に戻って、初めて美都が自分を作り始めるのも
いいな～って思った。涼太のいいところも取り入れながら
新生、美都を少しずつ身につけていくところがなかなかリアルで。
あぁ、愛って見えないよね。。。だからいいのかね～？
私の目には日常しか見えませんが、なぜでしょうね 笑。
さぁ、今度は恋ヘタだ！！！
枯れ果てていながら、このクール恋愛ドラマ見まくりだからね。。。
