こんにちは。香里です。
ペトリコールっていうのは雨の降り始めに地面から上がってくる匂いです。
って昨日天気予報で言ってるのを聞いて、忘れるので書いておこうと思ったのよ。笑
あの匂いに名前があるなんて知らなかったです。50年以上知らずに生きてきたよね~。
でも、最近ではいきなり土砂降りなんてことも多いからペトリコールの風情を楽しむような場面も少なくなってきちゃいましたけど。
そんなわけで今日はペトリコールについて書きます。
Contents
ペトリコールの意味って?
もう一度言うとペトリコール(Petrichor)というのは雨が降り始めたときに地面から立ち上る、いわゆる『雨の匂い』のことを指している言葉です。雨の降り始めの匂いですね。
これはギリシャ語のPetra(石)とichor(神からの贈り物)という言葉を掛け合わせた『石のエッセンス』という意味の造語なんだそうですよ。1960年代にオーストラリアの学者たちが発表した論文で使われていたそうです。すごいセンスですよね。考えた人すごいわ(←この名前のパン屋さんも大好き)
実際は雨が降りだしたとき、アスファルトとカビとかほこりとかが混じりあって立ち上ってくるとあんな匂いになるみたいです。なんだかえぇ~…って感じですけどね。
そういっちゃったら元も子もないじゃん的な。
でもあの匂い、私は嫌いじゃないですけどね。
どこかに置いてきたものを思い出す匂いっていうか。学校の渡り廊下とか。通学途中とかの匂い。
部活の前に雨の匂いがし始めると部員の子たちが喜んでたなぁ。あとのグラウンドの整備は大変になるっていうのに。
いったいいつの話だよ。。。
あと、雨は降っていないのに『あ、雨の匂いだ…』って思うときありますよね。
あれって遠くでもう雨が降っている場所から風に乗ってエアロゾルに取り込まれたれたペトリコールがはるばる運ばれてくるらしいです。
なんか…ものごとって思っている以上に単純なのね。笑
ゲオスミンの意味って?
ゲオスミン(Geosmin)というのもあります。これは雨上がりの匂いです。てかあるんだそれについての言葉が!!
そしてこれもギリシャ語です。『大地の匂い』という意味ですね。
そうだよね~これもすごくいい表現。雨が降ったあと日が差してきて、土が蒸れたような新緑のような匂いがするとき大地の息づかいを感じる、ような気がする。
でもね、ゲオスミンは土中のバクテリアなどによってつくり出される有機化合物が発しているニオイで、要するにカビのニオイってことらしいです。うわ夢が壊れる~。
昔、国語の教科書を定年間近のおじさん先生が派手に抑揚をつけながら『ああ、みどりの土壌よ。』なんて音読してたんだけど、その声がよみがえってくるんよね~。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
あの一節はいったい何の小説だったんだろうか???
それにしても、雨に関する匂いを指す言葉が何種類もあることに驚きます。なんかギリシャの言葉って素敵ねぇ。
ペトリコールという香水もある?
ペトリコールって名前の香水もあるんですよね~。
雨の匂いの意味で使ってるのか、それとも石のエッセンスの意味なのか?めっちゃ興味あるんですけど。
…いや、買わんけど。レビューないじゃん。笑
でも興味ある~。初レビューしてたら笑ってくださいな。
雨は大嫌いだけど、あの匂いはなんか郷愁をそそるっていうか。香水であの匂いを表現するとどういう香りになるのかしら。
あとね、もしや!と思って見てみたんですけどね。
ゲオスミンの香水は売ってなかった。笑
ペトリコールの意味 まとめ
ペトリコールの意味は雨の降り始めに地面から上がってくる匂いのことでした。
そしてこのペトリコールという言葉は石のエッセンスという意味の造語でした。
全然知らなくても50すぎまで生きてこれちゃったけど、ちょっと嬉しかったです。